日本フォーレ協会の情報

2018.7.21 更新

「レクイエム」やピアノ連弾曲「ドリー」、歌曲「夢の後で」などで有名な、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレ(1845-1924)。彼の音楽を研究し、その世界をより多くの人々に親しんでいただくため、日本フォーレ協会は1989年に設立されました。演奏会、研究会、会誌の出版を柱として、活動を展開しています。


研究会予告

第82回研究会

ラモー 芸術家にして哲学者

講師:村山則子

演奏:染谷熱子(ソプラノ)*  / 野澤知子(ピアノ)

*演奏者が変更になりました。

日時:2018722日(日)14:00〜16:00

場所:サロン・ド・サングリエ 〔地図〕
   東京都文京区本郷2−16−12 ストーク森山6F

演奏曲目:
ラモー《イッポリートとアリシー》 より 〔ディアヌ役〕
 第1幕 第5場 〈大胆な企てに不安になることはない Ne vous alarmez pas d’un projet temeraire〉
 第5幕 第4場 〈いつも私の支配に従う者たち Peuples toujours soumis a mon obeissance〉
 第5幕 最終場 〈羊飼いたち、私が約束にはいかに忠実か Bergers, vous allez voir combien je suis fidele〉

ラモー《エベの祭典》 より 〔エベ役〕
 序幕 第4場  〈お出で、微笑む青春よ Accourez, riante jeunesse〉

ラモー《プラテー》 より
 第1幕 第6場 〈太陽よ、この地を離れよ Soleil, fuis de ces lieux〉〔クラリーヌ役〕
     第2幕 第5場 〈愛らしい戯れよ、私の足取りを辿れ Aimables Jeux, suivez nos pas〉〔ラ・フォリー役〕

リュリ《アルミード》 より
第2幕 第5場 アルミードのモノローグ〈ついに彼は私の思うままに Enfin il est en ma pu
issance〉

  〜 講師からのメッセージ 〜

 今年没後100年を迎えるドビュッシーは《ラモー賛》を作曲し、ラモーをフランス音楽伝統の輝きと称えました。
 また18世紀の啓蒙主義者ダランベールは、ラモーを「哲学者たる芸術家」と称賛しました。
 ラモーは音楽家として活躍すると同時に、『和声論』を始め音楽理論書を多数著し、思想家としても名を成しました。
 その二面性を持ったラモーを、音楽家・芸術家としては彼のオペラに焦点を当て、
 また哲学者としては主にルソーとの「ブフォン論争」を中心に、一つのラモー像を見ていきたいと思います。

講師は、著書『ラモー 芸術家にして哲学者—ルソー・ダランベールとの「ブフォン論争」まで』(作品社、2018.5)を上梓されたばかりです。
博士論文『「驚くべきものle merveilleux」の概念から見たフランス・オペラの成立 : リュリ/キノーのオペラを巡るペローとラシーヌの「アルセスト論争」を中心に』(東京藝大、平成25年度)をはじめ、
フランス・オペラの研究を深めておられますが、「村山りおん」の筆名で詩や小説など創作の分野でも活躍されています。
古楽のスペシャリストを招いての生演奏も、どうぞお楽しみに。

お問合せ:日本フォーレ協会研究部 kenkyu●faure.jp (●を@に置き換えて送信してください)
当日は原則としてお返事ができません。どうぞご了承下さい。


協会制作のCD

ジャン・フルネ指揮「レクイエム/小ミサ曲」好評発売中

当協会名誉会員のフルネ氏のご提案により録音が実現し、1999年2月25日に発売されました。パリのマドレーヌ教会初演時を再現した版による演奏で、よく演奏されている版より編成が小さいものです。バリトン・ソロは鎌田直純氏。矢部達哉氏、川本嘉子氏、吉野直子氏、松崎裕氏など、すばらしい演奏家たちによる緻密なアンサンブル、やわらかな男声合唱の響きに支えられた東京少年少女合唱隊の透明な歌声、ボーイ・ソプラノのソロも聴きものです。また、《小ミサ曲(メス・バス)》(女声合唱)はフルネ氏にとっては初録音。いずれも国際基督教大学礼拝堂での録音です。あわせて収録された「小ミサ曲」は、フルネ氏としては初めての録音です。

カメラータ・トウキョウ/録音・制作・販売
CAMERATA 25CM-563 定価:2700円(税込)

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